目次
- はじめに
- 固定費を削減するメリット
- 固定費削減の具体的な方法
- スマホ代を見直す
- 保険を整理する
- サブスク・娯楽費を整理
- 家賃・光熱費を見直す
- その他の固定費
- 節約シミュレーション(単身世帯の場合)
- まとめ:小さな工夫が大きな資産に
はじめに
資産形成を始めたいと思っても「投資に回すお金がない…」という声をよく聞きます。でも、実はお金を増やす第一歩は「収入を増やすこと」ではなく「支出を減らすこと」。
特に毎月決まって出ていく固定費を見直すだけで、驚くほどお金が浮きます。この記事では、社会人なりたての20代でもすぐに実践できる「固定費削減テクニック」を紹介します。
固定費を削減するメリット
節約効果が大きい
変動費(外食や買い物)と違って、固定費は一度削れば毎月自動的に節約できます。努力を継続する必要がないのが最大の強み。
資産形成に直結
浮いたお金をそのまま投資に回せば、「節約=投資資金の確保」になります。これこそが雪だるま式に資産を増やす第一歩です。
固定費削減の具体的な方法
スマホ代を見直す(年間6〜10万円削減)
- キャリアから格安SIM(例:楽天モバイル、ahamo、UQモバイルなど)に変更
- 月7000円→2000円に下げられれば、それだけで年間6万円近く浮きます
- ネット利用が多いなら「Wi-Fi+小容量プラン」の組み合わせもおすすめ
👉 私自身、格安SIMに変えたことで月5000円、年間6万円以上節約できました。最初は電波状況など不安でしたが、使ってみたら全く問題なし。
保険を整理する(年間5〜10万円削減)
- 社会人になると営業を受けやすいですが、医療保険・がん保険は必ずしも必要ではありません。
- 会社員なら「健康保険+高額療養費制度」で大部分はカバーできます
- 本当に必要なのは「死亡保障(家族がいる場合)」と「最低限の掛け捨て」程度
- 年金保険は「返礼率」ではなく「年利」で計算してみましょう
👉 私も20代の頃に年金保険を勧められたことがあります。周りからも強く勧められましたが、年利計算時の利率の低さ、そして当時お金がなかったこともあり加入しませんでした。そのかわり、掛け捨ての医療保険と県民共済に加入。少ない費用でいざという時の備えもでき、浮いた資金は投資をするための貯金にすることができました。
サブスク・娯楽費を整理(年間2〜5万円削減)
- NetflixやSpotifyなど、使っていないサブスクは即解約
- Amazonプライムも年会費を「本当に活用できているか」で判断
- 契約したまま放置しているサービスがあれば要チェック
👉 実際に私も「なんとなく契約していたジム」「アプリの毎月課金」を解約して、年間4万円浮きました。一度解約してみてもいいかもしれません。
家賃・光熱費を見直す(年間5〜10万円削減)
- 家賃は「収入の25〜30%以内」に収めるのが理想
- 家賃補助や寮、実家暮らし、ルームシェアなどを活用すると大幅に負担を下げられる
- 光熱費は電力・ガス会社の乗り換えや、省エネの工夫で節約可能
👉 私もルームシェアで月5万円の節約に成功し、年間60万円以上浮かせることができました。固定費の中でも大きな割合を占めるので、早めに見直す価値があります。
その他の固定費
- 自動車維持費(車検・駐車場・任意保険)
- 奨学金やローン返済(繰上げ返済で総額を減らす方法もあり)
- 教育費(制度の利用や補助金活用で軽減可能)
- 帰省費用(定期的に発生するなら年間予算として固定費扱いにすると安心)
👉 「帰省費用」は見落とされがちですが、毎年の恒例行事なら変動費よりも固定費として扱った方が、資産形成の計画が立てやすくなります。
節約シミュレーション(単身世帯の場合)
- スマホ代:▲5,000円
- 保険:▲5,000円
- サブスク:▲2,000円
- 家賃・光熱費:▲10,000円
- その他固定費:▲8,000円
→ 合計▲30,000円/月、年間360,000円
投資に回した場合の将来シナリオ
前提:毎月3万円を、年利5%(複利・月利約0.4167%)で積立運用したケース
- 元本(積立総額):360万円(30,000円 × 120か月)
- 複利で増えた最終額:約465万円
- 運用益(利益分):約106万円
つまり「固定費を下げて投資に回す」だけで、10年後には元本を大きく上回る資産を築くことができます。これはまさに雪だるま式にお金が増える仕組みです。
まとめ:小さな工夫が大きな資産に
- 固定費削減は、資産形成の「最初の一歩」
- 労力が少なく、効果が長く続く
- 浮いたお金を投資に回すことで、雪だるま式に資産が増えていく
👉 今すぐにでも始められるのが固定費削減の魅力です。投資の前にまず、毎月のお金の出口を小さくすることから始めてみましょう。